がんばろうニッポン!
こんにちは。山路です。
今回も前回に続き、「緊急時に役立つ炭の知識」の続編です。
前回は、緊急時にいかに簡単に着火させるかを焦点に
炭の選び方について説明いたしました。
今日は、「炭を扱うに当たっての注意点」を中心にしてみたいと思います。
ちゃんとした知識を持つことによって、怪我や事故から自分や周りの方々を守ることができ
炭も持つ良いところを最大限引き出しましょう。
具体的に気をつけなければならないのは
①一酸化炭素中毒
②自然炭による爆跳
大きくはこの二つです。
なぜ、危険か?そしてその対策は
①一酸化炭素中毒 ⇒ 一番これが危険!!
これが一番危険です。一酸化炭素中毒になると最悪の場合死に至ることがあります。
特に炭を熾してしばらくの間は燃焼ガスがたくさん出ますので、特に注意が必要です。
<対策>
まずは、換気をしっかり行うこと!これさえできていれば全く問題ありません。
気持ちが悪いと思ったり、頭が少し痛いなと思ったら、
すぐに風通しの良いところへ移動しましょう。
焼肉屋等でも、焼台周辺に排気するものがあるのはそれが理由です。
屋外でやる場合は、全く問題ありませんが、屋内でやる時は
必ず換気扇を回したり、換気をしっかり行ってください。
これさえ守れば、室内は暖まり、煮炊きもでき、その上燃焼時間が長いので
きっと災害時には役立つと思いますよ!
②自然炭の爆跳
なぜ危険かと言うと、自然炭の場合、急激に過熱をする場合に、
炭の内部に残った水分や発生するガスが膨張して、炭のかけらが
暴発することがあります。
(オガ炭は人工的に加熱圧縮していますので、ほとんど起こりません。)
これを避けるには、まず炭を天日で良く乾かしたり、加熱する際に
炭自体を筒状のもので囲ってしまうと良いでしょう。
どうしても上記のようなことができないときは、周辺に燃えやすいものや人がいないことを
確認し、その上で自分自身も長袖を着たり顔をタオル等で欠片等の暴発に
対応できるようにして下さい。
この2点に注意して、安全に快適に炭を使用しましょう。