米国産牛肉のセーフガード

こんにちは。山路ですm(__)m

 

今日はちょっと堅いお話をいたしますね!

 

先日、米国産牛肉の4-6月の輸入量が対前年比で117%を超えたため

 

セーフガードが8月より発動されました。

 

通常の関税率が38.5%ですが、セーフガードの発令により

 

来年3月まで関税率が50%に引き上げられます。

 

すでに牛肉価格の高騰が始まっている部位もあるようです。

 

背景には、BSE発生以降、停止していた中国の14年ぶりの輸入再開にあります。

 

中国は経済発展により、生活水準も向上し、牛肉を食べる機会が増加しています。

 

加えて、10億人を超える人口の国であり、その量は莫大であり、解禁とともに

 

牛肉価格が急激に上昇すると予想されたために、上昇する前に原料確保しようと

 

商社や食品メーカー等が猛烈な買い付けに走ったため、輸入量が急増したようです。

 

元々、セーフガードは国内の畜産農家保護のために設定された制度ですが、

 

設定された当初はチャイナリスクは考慮されておりませんでした。

 

時代が流れ、制度自体の目的としていたことと違う方向性になって

 

いるのかもしれませんね。

 

どちらにしても、お店の仕入れにも今後大きく影響してくる可能性が高いと

 

思われますので、情報をしっかり取ることをお勧めいたします。